10年ぶりに

昔の生徒さんが10年ぶりにレッスン室に顔を見せてくれました。
兄弟の結婚式でピアノ伴奏をしたらピアノ熱が再燃して、赴任先の富山で教室を探すもなかなか見つからず、私に連絡をくれたのでした。
地元で先生が見つかるまで、実家に帰省するタイミングで不定期でレッスンを受けたい、とのことでした。
とっても嬉しくて二つ返事でぜひいらっしゃい!と返信しました。

キーボードにヘッドホンで休日などに練習しているというので、タッチや響きが物足りなくて気持ちも上がらないだろうと想像していたら、ショパンの大きなワルツを推進力を持ってダイナミックに弾くのでびっくりしました。
そういえば小学校低学年で習い始めて大学受験を機にやめるまでとってもピアノが好きで譜読みも早く、難しすぎるかもと案じつつ渡す曲もよく理解してしまいには上手に弾いていたな、と数々の思い出が蘇ってきました。

ショパンの左右のバランスや左手の伴奏形、右手の歌うところのタッチ、ペダリングなどをアドバイスすると、みるみるうちに繊細さが加わってきました。
1時間ほどのレッスンがあっという間でした。

ピアノをこども時代の習い事で終わらせるのは絶対もったいない!と常日頃思っていますが、こうやって社会人になっても弾いて楽しんでくれているなんて先生冥利に尽きます。

コロナ禍になっていろいろやりたかったピアノのイベントも断念せざるを得ないこの数年だったけれど、ピアノって楽しいな、もっと弾きたいな、と思ってくれるような企画をあたためながら今日もレッスンに励みたいと思います。

やまもとピアノ教室

ピアノがお子様の心の宝物になるように、 ピアノで磨かれた感性や頑張りがお子様の将来を彩り豊かに生きる力となるように、心を込めて 指導に当たっています。 レッスンの様子を時々ブログで お伝えしています。

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